診療内容明細書とは?海外療養費・国民健康保険に必要な書類

海外で病院や診療所を受診し、日本の国民健康保険に医療費(海外療養費)の請求を行う際に必要となる「診療内容明細書」とは何か?記載されている内容を解説します。

診療内容明細書とは?

診療内容明細書は文字通り、診察・治療を行った内容・患者に関する情報・医師に関する情報の記載された書類で、

  • 日本の保険で認められている治療方法かどうかを確認
  • 日本健康保険の治療費に換算するといくらなのか?を計算するため

に必要な書類です。

診療内容明細書の内容【実物で解説】

 

この診療内容明細書は、

  • 虫に刺された部位が感染症を起こし腫れあがった
  • 初診を含め2回の通院
  • 1日2回の抗生物質の点滴と5日間×1日3回の抗生物質の飲み薬を処方

という状況で受診・治療を受けた時の診療内容明細書です。

診療内容明細書には大きく分けると3つの事が記載されている

診療内容明細書の主な内容は、症状・どのような治療を行ったか?ですが、保険金請求には患者氏名・医師の情報が必要なので大きく分けると3つの情報が記載されています。

患者情報

  1. 患者名
  2. 生年月日
  3. 性別

患者情報の内容はシンプルで必要最低限といった感じです。

 

症状・疾患・治療に関する情報

治療を行った日時・期間・方法・症状・費用が記載されています。

  1. 傷病名および国民健康保険(社会保険)適用国際疾患分類番号
  2. 初診日
  3. 診療日数
  4. 治療の分類(入院・通院どちらか)
  5. 症状の概要(簡単な説明)
  6. 処方・手術の概要(簡単な説明)
  7. 事故によるものか?それ以外の原因によるものか?
  8. 治療の費用の様式

症状の概要を簡単に説明すると

  1. 虫に刺された部分は左外顆(左足のくるぶしの外側)
  2. 足の甲にかけて浮腫(腫れている)
  3. 左ふくらはにも発赤あり(赤くなっている)
  4. 疼痛(痛み)やや左外顆(くるぶしの外側)下方にあり
  5. 熱感ほぼなし
  6. 体温:36.4度
  7. 脈拍:76回/分
  8. 血中酸素飽和度:97%
  9. 病名:下腿蜂窩織炎

という読んだだけでは意味不明の内容で、外国語から専門の医療用語に翻訳を行うのは難易度が高いと言えます。

 

数字やアルファベットで書かれた治療内容は、

  1. CEZ:セファゾリン(薬品名)
  2. 2g/8hr・2回分:1日2gを8時間の間隔で2回投薬
  3. KEFRAL CAPUSULE 250MG:ケフラールカプセル250㎎(薬品名)
  4. 500mg/3T/5d:1回500㎎を1日3回・5日分

という内容で、医療知識・高い英語力が無ければ一般人には全く分からない意味不明な内容となっています。

診察・治療を行った医師に関する情報

  1. 医師の住所・氏名・称号・電話番号
  2. 医師の所属している病院又は診療所
  3. 所属病院の電話番号
  4. 作成した日付
  5. 医師自筆の署名

 

診療内容明細書とまとめ

今回紹介させて頂いた診療内容明細書の実物は、海外で日本人医師の診察を受けた時のものですが、国民健康保険請求を行う際には、

外国語で書かれてい場合は日本語に翻訳する必要があります。

【画像】これの意味が分かりますか?

海外療養費請求に必要な書類の「領収明細書」は少しの英語力があれば日本語に翻訳する事ができますが、

診療内容明細書は医療用語等(例えば病名・薬品名)等が多く、語学力があっても翻訳が難しい事が現状です。

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