海外の病院で治療を受け日本の国民健康保険の医療費を請求する場合に必要な「領収明細書」の内容をご紹介します。
実際に交付された領収明細書を基に「何が書かれているのか?」内容を解説します。
領収明細書とは?
領収明細書の内容を簡単に説明すると、
- かかった医療費の内訳
- 診察を行った医師に関する情報
の書かれた書類で、
治療費用がいくらかかったのか?を説明する事が主な目的の書類です。
領収明細書の記載内容【原本で解説】
実際に交付された領収明細書

領収明細書の内容は、このように医療費に関する項目と医師・病院に関する情報が記載されています。
この領収明細書は、海外で日本人医師の診察を受けた際のもので、支払い通貨は日本円です。
もし、日本人医師・日本円での支払いに対応していない医療機関を受診し、書類請求を行い内容が外国語だった場合は、翻訳・日本円への換算が必要になる場合があります。
治療にかかった費用に関する情報
費用の内訳の項目は、日本の国民健康保険と似ていますが、「包帯費」「職業看護婦費」等、日本の病院では聞かないような項目が設定されています。
- 初診料
- 再診料
- 往診料
- 入院管理料
- 入院費
- 診察費
- 手術費
- 職業看護婦費
- X線検査費
- 諸検査費
- 医薬費
- 包帯費
- 麻酔費
- 手術室費用
- その他
- 合計金額
1つの医療機関で1つの疾患・傷害を治療した場合、複数回したとしても領収明細書の枚数は1枚で、
このように、複数回分の治療費が一枚の明細書にまとめられています。

通院が必要になり、2回診察を受けた場合の領収明細書の内容。
1回目の「初診料」2回目の「再診料」が同じ紙に書かれています。
診察代だけではなく、医薬費や検査費用等もこのように合算されて領収明細書に記載されます。
医師・病院に関する情報
診察・領収明細書を作成した医師の情報がこのように詳しく記載されています。
- 名前
- 称号
- 自宅住所・電話番号
- 病院又は診療所名
- 病院又は診療所の電話番号
- 作成日
- 医師の自筆の署名(手書き)
まとめ|領収明細書の内容は簡単
領収明細書の内容は、治療費の内訳・合計金額・医師の情報と単純なので、
翻訳が必要になった場合でも辞書で調べれば何とかなる程度のものなので、多少の英語のスキルがあれば翻訳は難しくありません。
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